普及版 字通 「ショウ・おおい・うちわ」の読み・字形・画数・意味
14画
[字訓] おおい・うちわ
[説文解字]
[その他]
[字形] 形声
声符は妾(しよう)。〔説文〕四上に「棺のなり。天子は、侯は六、大夫は四、士は二、下垂す」とあり、その数は〔礼記、礼器〕の文による。漢代には白布を用いたが、古くは羽飾を用い、棺飾に用いるものを柳(しようりゆう)という。また扇をいい、〔礼記、少儀〕に「侍坐するにはせず」は扇を用いない意。羽には古くは呪的な力があるとされ、棺飾にを用いるのも、祓禳のためと思われる。
[訓義]
1. ひつぎかざり、はねかざり。
2. おおい。車などにつける。
3. うちわ。
4. はたぼこ。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 カザル
[語系]
・shiapは同声。は〔説文〕五上に「なり」とみえ、(扇)sjianはその転声の語。みな薄く、速く揺るがすもので、いずれも古くは祓禳の具として用いたものである。
[熟語]
血▶・脯▶・毛▶・柳▶
[下接語]
羽・画・樹・扇・置・雉・璧・・黻・鳳・柳
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報