デジタル大辞泉 「しらがう」の意味・読み・例文・類語 しらが・う〔しらがふ〕 [動ハ四](他の動詞の連用形に付いて用いられる)1 わざと知れるようにする。目立つように振る舞う。「童一人ぞとどまりて、見え―・ひ歩きける」〈平中・二二〉2 争ってする。「羅刹らせつ、奪ばひ―・ひて、これを破り食ひけり」〈宇治拾遺・六〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「しらがう」の意味・読み・例文・類語 しらが・うしらがふ 〘 ハ四 〙 ( 補助動詞として用いる )① わざとする。わざわざそのようなふるまいをする。目立つようにする。[初出の実例]「のち、ならひたるにやあらん、つねに見えしらがひありく」(出典:枕草子(10C終)八七)② 争って行なう。先を争って物ごとにあたる。[初出の実例]「迯ぬる也けりと思て、有る限り追ひしらがひて、城(さかひ)を出でて見れば」(出典:今昔物語集(1120頃か)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例