翻訳|synchromesh
自動車の機械式手動変速機の同期噛合(かみあ)い装置。噛み合わせようとする二つの歯車の回転速度が異なると、ガリガリいってうまく噛み合わない。そこで、摩擦クラッチなどで二つの歯車の回転速度をあらかじめ同じにして、容易に噛み合うようにしたのがシンクロメッシュである。最初に採用したのはアメリカの1928年型キャデラックで、3段変速機の2、3段目に備えていた。前進の全段に備えたフル・シンクロメッシュの第一号は、1934年、イギリスのアルビス・スピード・トウェンティであった。今日の国産乗用車の機械式手動変速機はすべてフル・シンクロメッシュである。
[高島鎮雄]
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...