出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…クラッチの着脱は外部から操作できるのが通例であるが,一方向クラッチのように回転軸の回転方向によりクラッチが着脱されるもの,遠心クラッチのように回転軸の回転速度が一定の限度を越えるか越えないかによって着脱されるものもある。 クラッチの種類は多いが,そのうち主要なものはかみ合いクラッチおよび摩擦クラッチである。かみ合いクラッチは,原動軸,従動軸のそれぞれに,いくつかつめをもったブロックを取りつけたもので,外部からの操作により両ブロックを軸方向に接近させ,つめをかみ合わせて2軸を連結する。…
…このように表面に作用する摩擦力により動力を伝達する方法を摩擦伝動といい,それに用いられる車を摩擦車という。摩擦車の形状としては円筒のほか,円錐および球形が使用され,また,円板どうしの接触によって動力の断続を行う摩擦クラッチも摩擦伝動の一種とみなせる。 いずれにしても摩擦伝動においては,摩擦力を発生させるために接触面に垂直な押しつけ力を作用させなければならない。…
※「摩擦クラッチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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