シールド乳酸菌(読み)しーるどにゅうさんきん

知恵蔵mini 「シールド乳酸菌」の解説

シールド乳酸菌

森永乳業株式会社が2007年に発見したヒト由来の乳酸菌。正式名称は「シールド乳酸菌M-1」。腸の免疫細胞に働きかけて免疫力を高める効果が期待できるとされ、盾(シールド)のように外敵から人の体を守ることをイメージして名付けられた。乳酸菌を加熱殺菌処理して加工した加熱殺菌菌体(死菌)であるため、熱や水分に弱い生きた乳酸菌(生菌)とは異なり、加工食品に応用しやすい。また、少ない量でも効果を発揮するため酸味が強くなりすぎず、味への影響を最小限に抑えられるという利点もある。14年に商品化されて以降、同社の兄弟会社である森永製菓株式会社の錠菓「シールド乳酸菌タブレット」を始め、多くの企業の健康商材や加工食品などに付加価値素材として配合されている。

(2017-3-22)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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