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免疫細胞 めんえきさいぼう immuno‐competent cells

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知恵蔵2015の解説

免疫細胞

免疫担当細胞ともいう。この中にはマクロファージ系の細胞、リンパ球などがある。マクロファージ系の細胞の中でも樹枝状細胞(抗原提示細胞)は、抗原を細胞内に取り込み、様々な過程を経て、細胞膜表面上に抗原の一部を表出し、ヘルパーT細胞への抗原提示を行う。リンパ球は、Bリンパ球(B細胞)とTリンパ球(T細胞)に大別できる。B細胞は抗原の刺激によって、分化・増殖し、抗体産生細胞になり、体液性免疫を担う。一方、T細胞はヘルパーT細胞、サプレッサー(レギュラトリー)T細胞、細胞傷害性T細胞などに分けられる。ヘルパーT細胞は樹枝状細胞からの抗原情報の提示を受けて抗原としての認識を行い、この情報をB細胞や他のリンパ球に伝える。サプレッサーT細胞は、免疫を促すヘルパーT細胞の機能を抑制する。細胞傷害性T細胞には、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞などを破壊する働きがある。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

めんえき‐さいぼう〔‐サイバウ〕【免疫細胞】

抗原を認識し、特異的に反応する能力をもち、免疫に関与する細胞の総称。リンパ球T細胞B細胞NK細胞形質細胞)、マクロファージ樹状細胞など。免疫担当細胞

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栄養・生化学辞典の解説

免疫細胞

 →リンパ球

出典|朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

免疫細胞
めんえきさいぼう

体外から侵入した異物や病原体、体内の悪性新生物(腫瘍(しゅよう)細胞)などを認識し特異的に攻撃する免疫反応をおもに担当する細胞の総称。免疫担当細胞ともいう。白血球の一種でリンパ組織に多いリンパ系細胞のほか、マクロファージや、樹状突起をもつ樹状細胞などがある。リンパ系細胞には、T細胞、B細胞、NK(ナチュラルキラー)細胞のほか、形質細胞などの種類がある。
 マクロファージや樹状細胞は、その突起によって異物の抗原を認識し、その情報をT細胞やB細胞に伝える。なお、マクロファージには異物を取り込んで貪食(どんしょく)する働きもある。マクロファージや樹状細胞から情報を受け取ったT細胞やB細胞は活性化し、異物を攻撃し排除するように働く。
 B細胞は、外来異物や病原体を攻撃する抗体を産生する。また、T細胞から分化したキラーT細胞は異物や病原体および悪性新生物を攻撃して排除する。さらに、ヘルパーT(Th)細胞は免疫を活性化させるサイトカインなどを産生してB細胞やほかのT細胞を助け、サプレッサー(制御性)T細胞はTh細胞とともに免疫反応の制御を担当する。また、NK細胞は、独自に感染細胞や腫瘍細胞をみつけだし攻撃する。[編集部]

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