現代外国人名録2016 「ジャンフレシィエ」の解説
ジャン フレシィエ
Jean M.J. Fréchet
- 職業・肩書
- 化学者 アブドラ国王科学技術大学副学長,カリフォルニア大学バークレー校名誉教授
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1944年8月18日
- 出生地
- ブルゴーニュ
- 専門
- 有機化学, 半導体
- 学歴
- リヨン物理化学工科大学〔1967年〕卒,ニューヨーク州立大学,シラキュース大学
- 学位
- 博士号(ポリマー化学,ニューヨーク州立大学)〔1971年〕, 博士号(有機化学,シラキュース大学)〔1971年〕
- 受賞
- 日本国際賞(第29回)〔2013年〕
- 経歴
- 1973年カナダ・オタワ大学准教授、’82年同大教授、’79年、’83年にはIBMサンノゼ研究センター客員教授を務めた。’83年オタワ大学大学院副部長、’87年コーネル大学教授、’96年カリフォルニア大学バークレー校教授、2000年ローレンス・バークレー国立研究所シニア・サイエンティスト、2003年同研究所ナノ分子研究施設科学ディレクターを経て、2010年よりサウジアラビア・アブドラ国王科学技術大学副学長。2011年よりカリフォルニア大学バークレー校名誉教授。この間、1979年IBMサンノゼ研究センターのグラント・ウィルソン博士、のちにニューヨーク州立大学の伊藤洋博士を加え、半導体回路の微細化のために新材料の開発に取り組み、’82年新材料“化学増幅レジスト”を発表した。この開発により、半導体回路の集積度を大幅に上げ、大容量化を実現、またパソコンや携帯電話などの普及を支えた。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報