ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジュクタイ洞窟遺跡」の意味・わかりやすい解説 ジュクタイ洞窟遺跡ジュクタイどうくついせきDyuktai peshchera ロシア,北東シベリアの石器時代遺跡。アルダン川の右支流,ジュクタイ川の岸辺にある。この遺跡は,礫を利用したプリズム状の石核および楔状の細石核,剥片を利用した細かいスクレーパーなどを特徴としている。 1967年,ヤクートの考古学者 Yu.A.モチャノフによって発見され,世界的な注目を浴びた。モチャノフはこの遺跡に代表される北東アジアの石器文化をジュクタイ文化と呼び,時代を2万~1万 1000年前に比定しているが,なお議論の余地がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by