議論(読み)ぎろん

精選版 日本国語大辞典 「議論」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐ろん【議論】

〘名〙
互いに、自己意見を述べ、論じ合うこと。意見を戦わせること。また、その意見。
史記抄(1477)一七「別して長(たけ)が高ければとて辯説かたらうすではなけれども、物を議論して云時は如此なぞ」
談義本・地獄楽日記(1755)一「議論(ギロン)紛々としていまだ一決せざれば」 〔史記‐貨殖〕
② ある事柄問題として、論ずること。
※足利本論語抄(16C)為政第二「或人此両点を議論するぞ。あれとも両点なから可也」

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デジタル大辞泉 「議論」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐ろん【議論】

[名](スル)互いの意見を述べて論じ合うこと。また、その内容。「議論を戦わす」「議論を尽くす」「仲間と議論する」
[類語]論ずる論議言論公論論弁論判談義あげつらう丁丁発止侃侃諤諤囂囂喧喧囂囂喧喧諤諤舌戦口論論戦論争争論激論談論風発甲論乙駁口角泡を飛ばす

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普及版 字通 「議論」の読み・字形・画数・意味

【議論】ぎろん

意見を出して論じあう。〔史記、相国世家〕功臣皆曰く、今何は、未だ嘗(かつ)て汗馬の勞らず。徒(た)だを持して、議論するのみにして戰はず。反(かへ)つて臣等の上に居るは何ぞやと。

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