ジョウカイモドキ(読み)じょうかいもどき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジョウカイモドキ」の意味・わかりやすい解説

ジョウカイモドキ
じょうかいもどき / 擬浄海

昆虫甲虫目ジョウカイモドキ科Melyridaeに属する昆虫の総称。世界に広く分布し、おそらく5000種ぐらいが知られ、日本でも40種近くが記録されている。体長2.5~20ミリメートル。軟弱な甲虫で、4亜科に分類され、ツマキアオジョウカイモドキMalachius prolongatusのように長形でやや後方が幅広い種や、ルリヒメジョウカイモドキHypebaeus chlorizansのように卵形で後方が広く、雄の上ばね先端が変形している種などを含むジョウカイモドキ類Malachiinaeがもっとも種類が多い。ケシジョウカイモドキ類Dasytinaeは細長い種を含み、前記の類とともに花上に多くみられる。前類のイソジョウカイモドキ属Laiusは、砂地海浜にみられ、雄の触角第3節が異常に広がり種によって形が異なる。

[中根猛彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む