20世紀西洋人名事典 「ジョバンニ・V.ロッシ」の解説
ジョバンニ・V. ロッシ
Giovanni Vittorio Rossi
? - (没.不詳)
バレエ教師,オペラ、バレー演出家,振付師。
ミラノ生まれ。
1901年からロンドンで、アルハンブラ劇場、ヒズ・マジェスティズ劇場のバレー・マスターを務める。1912年帝国劇場に招かれて来日、歌劇部員を指導し初期歌劇の育成に努めた。「ヘンゼルとグレーテル」「生ける立像」(’13年)、「蝶々夫人」「天国と地獄」(’14年)などの日本初演を行うが、興行不振のため歌劇部解散。のち赤坂ローヤル館を常打劇場として「ローシ・オペラ・コミック」を興行。「椿姫」などのオペラを上演したが興行としては失敗、’18年再び解散し、アメリカに去る。その後の消息は不明。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報