じんじん端折り(読み)ジンジンバショリ

デジタル大辞泉 「じんじん端折り」の意味・読み・例文・類語

じんじん‐ばしょり〔ぢんぢん‐〕【じんじん折り】

《「じじいばしょり(爺端折)」の音変化》着物背縫いの裾の少し上をつまんで、帯の後ろの結び目の下に挟み込むこと。じんじばしょり。
「―の頰冠ほおかむりや、赤い腰巻のあねさんや」〈漱石草枕

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精選版 日本国語大辞典 「じんじん端折り」の意味・読み・例文・類語

じんじん‐ばしょりぢんぢん‥【じんじん端折】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じじいばしょり(祖父端折)」の変化した語 ) 着物の背縫いの裾から七、八寸(約二二、三センチメートル)上の所をつまんで、これを帯の結び目の下に挟みこむこと。あずまからげ。じんじばしょり。じじんばしょおり。
    1. [初出の実例]「雪後など路次のあしい時には、ぢんぢんばしょりにして、しろきすねを見するが得手もの」(出典:評判記・あづまの花軸(1764‐72))

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