スキバホウジャク(読み)すきばほうじゃく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スキバホウジャク」の意味・わかりやすい解説

スキバホウジャク
すきばほうじゃく / 透翅蜂雀
[学] Hemaris radians

昆虫綱鱗翅(りんし)目スズメガ科に属する昆虫。はねの開張40ミリメートル内外。前翅・後翅とも透明で、外縁部は前翅では幅広く、後翅では狭くて黒褐色。後翅の後縁部は橙黄(とうこう)色。体は太く、黒地に橙黄色毛が生えている。触角棍棒(こんぼう)状を呈し、先端部が太い。日本全土、朝鮮半島、中国大陸などに分布する。外見上ハチに似ているばかりでなく、昼間活発に飛ぶので、ハチに擬態していると考えられている。幼虫スイカズラアカネオミナエシなどの葉を食べる。本種によく似た近縁種クロスキバホウジャクH. fuciformisでは、後翅の橙黄色部が黒みを帯びているので、両種は容易に区別できる。

[井上 寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

夏の暑さに体が慣れること。数日から数十日間で起こる短期暑熱順化と、数年または数世代にかけて起こる長期暑熱順化とがある。→寒冷順化[補説]近年では、冷房設備の普及にともない短期暑熱順化が起こりにくくなっ...

暑熱順化の用語解説を読む