精選版 日本国語大辞典 「すっか」の意味・読み・例文・類語
すっか
- 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
- ① 一刀に、滞りなくたやすく物を切るさまを表わす語。すかっと。すかり。
- [初出の実例]「『いかひ大竹でおぢゃろの〈略〉』『あけをすっかときりて、酢筒にしたらばおぢゃろ』」(出典:狂言記・酢薑(1660))
- ② 矢などが的を外れて空を切るさまを表わす語。
- [初出の実例]「事の箭さきと理の矢さきとが中でがっしと当てば落落ちしたぞ。毛頭程もちがわば只中にすっかと当らうずぞ」(出典:史料編纂所本人天眼目抄(1471‐73)七)