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酢薑 スハジカミ

デジタル大辞泉の解説

す‐はじかみ【酢×薑】

ショウガの酢漬け

すはじかみ【酢薑】[狂言]

狂言。酢売りとはじかみ売りとが、商人司(あきんどづかさ)(商人の元締め)を決めようとして系図を比べたり、秀句を言い合ったりするが決まらず、一緒に商売をする。

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大辞林 第三版の解説

すはじかみ【酢薑】

狂言の一。薑売りと酢売りとが、互いに系図を語り合って優劣を争うが決着がつかず、果ては秀句くらべとなる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

酢薑
すはじかみ

狂言の曲名。雑狂言。藁苞(わらづと)に薑(山椒(さんしょう)または生姜(しょうが)の古名)を入れて売り歩く男と、竹筒に入れた酢を売る男(シテ)が出会い、自分に挨拶(あいさつ)なしには売らせないと互いに言い張り、商人司(あきうどのつかさ)(商人の元締め)になったそれぞれの由緒を披露して争う。薑売りは「からこ天皇の御時」に始まる薑の辛さにちなんだから尽くしで述べ立てると、酢売りは「推古(すいこ)天皇の御時」と尽くしで対抗する。これではらちがあかぬと、都へ上る道すがら「から」と「す」との秀句合戦を繰り広げるが、みごとな洒落(しゃれ)の応酬に意気投合し、笑って別れる。酢と薑の商売物にちなんだことば遊びが小気味よいテンポで繰り広げられ、一服の清涼剤のような狂言に仕上がっている。[油谷光雄]

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