スバンベルグ石(読み)スバンベルグせき

最新 地学事典 「スバンベルグ石」の解説

スバンベルグせき
スバンベルグ石

svanbergite

化学組成SrAl(P0.5S0.5O42OH6鉱物。明ばん石上族,ビューダン石族の鉱物。三方晶系,空間群, 格子定数a0.6975nm, c1.6597, 単位格子中3分子含む。菱面形~擬立方体結晶,あるいは土状~皮殻状集合。無~黄色,ときにピンク~赤褐色,半透明ガラス~金剛光沢劈開{0001}に明瞭。硬度5,比重3.22。薄片では無色,屈折率ω1.631~1.635, ε1.646~1.649, 一軸性正。Srの位置はCa, Ba, Ce, Pbなどと,Alの位置はFe3と,Pの位置はAsと置換して同構造のビューダン石族を形成する。熱水作用によって形成された,いわゆるろう石鉱床中に葉ろう石・紅柱石・トパーズなどアルミニウムに富む鉱物に伴う。日本では山口県阿武郡阿武町阿武鉱山から産する。その他ブラジルではダイヤモンドを含む礫層から,シリアでは赤鉄鉱鉱床からも産する。名称は,スウェーデン,ウプサラ大学のL.F.Svanberg(1805~78)にちなむ。

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参照項目:明礬石上族

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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