最新 地学事典 「スパイラル剝離」の解説
スパイラルはくり
スパイラル剝離
spiral fracture 独◆spiral Brüche
管状長骨の中央部に,点的な打撃を加えると,X字状の亀裂が入って後方にらせん状に力が伝わる。これをスパイラル剝離(らせん状剝離)と呼び,この剝離によって生ずる剝片をスパイラル剝片(らせん状剝片,菱形剝片)という。動物骨のスパイラル剝片の人為性,非人為性をめぐり,北米を中心に長い論争が続いた。どちらの要因でも生ずるが,考古学的遺跡から出土する骨については,現場の出土状況の認識が重要である。
執筆者:小野 昭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

