デジタル大辞泉 「打撃」の意味・読み・例文・類語 だ‐げき【打撃】 [名](スル)1 物を激しく打つこと。「頭部に打撃を与える」2 思いがけず、または突然に心の痛手や物の損害を与えること。「父の死で大きな打撃を受ける」「台風は農作物に打撃を与えた」「仮令よし此の戦争が露西亜の専制を―する上に」〈木下尚江・良人の自白〉3 野球で、打者が投手の投球を打つこと。バッティング。4 物理学で、物体に、その位置が変わらないと見えるほどの短時間に作用する、非常に大きな力。[類語]衝撃・ショック・電撃・当てる・ぶつける・打ち付ける・打ち当てる・突き当てる・突っかかる・突っかける・衝突・激突・命中・的中・百発百中・体当たり・一撃・強打・痛打・連打・乱打・滅多打ち 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「打撃」の意味・読み・例文・類語 だ‐げき【打撃】 〘 名詞 〙① ( ━する ) 物体を打ちたたくこと。また、他を攻めくじくこと。それによる衝撃や攻撃もいう。[初出の実例]「北条氏の政道は衰へたりと雖も未だかく人頼みなる企を以て容易に打撃すべからざりしかば」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉三)[その他の文献]〔抱朴子‐登渉〕② すぐには立ち直れないような心の痛手や物質上の損害。[初出の実例]「僕の女性に対する尊信は、一大打撃を蒙った」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六)③ 物理学で、物体に、その位置が変わらないと見えるほどの短時間に作用する、非常に大きな力。撃力。④ 野球やソフトボールなどで、投手が打者に対して投げたボールを打者が打つこと。バッティング。[初出の実例]「敵の打撃に非常に油が乗り出して、味方の得点数へ追ひつきさうになるので」(出典:学生時代(1918)〈久米正雄〉選任) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例