デジタル大辞泉 「スマートポリマー」の意味・読み・例文・類語 スマート‐ポリマー(smart polymer) 外部環境の変化によって、その性質や形状が変化するよう設計された高分子の総称。温度・光・電場・磁場・pHなど、さまざまな刺激に応答する高分子が開発されている。スマポ。インテリジェントポリマー。刺激応答性ポリマー。環境応答性高分子。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「スマートポリマー」の解説 スマートポリマー 様々な外的環境の変化(刺激)に応答し、自らその性質を瞬時に変化させるポリマー(高分子の有機化合物=プラスチックの一種)のこと。温度・ペーハー・磁場・光・超音波・化学物質などにより性質を変化させ、これらの刺激がなくなると元の状態に戻る特性をもつ。具体的には、温度の変化により形状が変わる、磁気により発熱する、光を当てると色が変わるといった変化を起こす。刺激応答性ポリマー、環境応答ポリマー、インテリジェントポリマーなどとも呼ばれる。抗がん作用、透析や血液検査の簡易化、抗炎症作用など、主に医療分野での効果が期待され開発が進められている。 (2016-3-15) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報