すりこぎ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「すりこぎ」の意味・わかりやすい解説

すりこぎ

すり鉢で物をすりつぶしたり、搗(つ)いたりするときに用いる丸棒。先は丸くて太く、上にいくほどやや細めになっている。材質は、キリホオノキポプラサンショウヤナギなどが用いられるが、サンショウの木が堅くていちばんよいとされている。キリは、少し軟らかすぎるが、材料に混ざっている硬い砂などを砕くことなく、すりこぎに入り込ませるので、材料と混ざるのを防ぐという利点がある。

 すりこぎは別名当たり棒ともいう。また地方により、れんぎ、まわしぎ、めぐりなどの呼び方もある。

河野友美

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む