すりこぎ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「すりこぎ」の意味・わかりやすい解説

すりこぎ

すり鉢で物をすりつぶしたり、搗(つ)いたりするときに用いる丸棒。先は丸くて太く、上にいくほどやや細めになっている。材質は、キリホオノキポプラサンショウヤナギなどが用いられるが、サンショウの木が堅くていちばんよいとされている。キリは、少し軟らかすぎるが、材料に混ざっている硬い砂などを砕くことなく、すりこぎに入り込ませるので、材料と混ざるのを防ぐという利点がある。

 すりこぎは別名当たり棒ともいう。また地方により、れんぎ、まわしぎ、めぐりなどの呼び方もある。

河野友美

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む