スルタンザーデ(その他表記)Solṭānzāde

改訂新版 世界大百科事典 「スルタンザーデ」の意味・わかりやすい解説

スルタンザーデ
Solṭānzāde
生没年:1889-1938

イラン出身の国際共産主義の活動家。アゼルバイジャンの地方都市マラーゲのアルメニア人家庭に生まれる。13歳のときロシア移住。1912年ロシア社会民主労働党に入党。イラン共産党創立(1919)メンバー,バクーの東方諸民族大会イラン代表(1920)を務める。コミンテルン第2回大会(1920)では,インド代表のM.N.ローイとならんで,アジアにおける社会主義革命日程に上らせることを主張。その後,イラン共産党系の機関誌《闘争Peikār》《赤い星Setāre-ye Sorkh》の編集に携わるが,スターリンにより粛清されたといわれる。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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