スールナーイ(その他表記)sūrnāy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スールナーイ」の意味・わかりやすい解説

スールナーイ
sūrnāy

気鳴楽器の一種。管の先が朝顔形に開いた短いオーボエ属の笛。イスラムの世界に共通してみられる野外音楽 (祭礼婚礼,軍楽など) に不可欠の鋭い音の楽器で,その名も地域によって異なる。ソルナー (イラン) ,シャハナーイ (北インド) ,スールネイ (インドネシア) ,ズルナ (トルコ) ,ミズマール (エジプト) ,ガイタ (マグレブ) ,ザムル (その他のアラブ) ,哨吶 (中国) ,胡笛または大平簫 (朝鮮) など。なお,日本のチャルメラポルトガルから 16世紀に渡来した楽器であるが,起源はスールナーイではないかといわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む