セフカルコタン(読み)せふかるこたん

日本歴史地名大系 「セフカルコタン」の解説

セフカルコタン
せふかるこたん

アイヌ語に由来する地名。天保郷帳には「クスリ持場」のうち「セフカルコタン」とみえ、当地一帯は近代に入り弟子屈村に包含されたと思われる。仮名表記は「セフカルコタン」(「蝦夷日誌」一編、「戊午日誌」久須利誌)のほか、「ちゑふかるこたん(東蝦夷地場所大概書)もある。近世において「チェ」の音は「」と表記されることがあり、それが転じた「セフ」と「ちゑふ」は同じ意味であり、久須利誌は語義について「是魚をとる処と云儀也」としている。「東蝦夷地場所大概書」にはクスリ川流域の地名が川下から川上へ順に記載されており、当地は「しへつちや」「いせほうんない」より上流、「てしかゝ」より下流に位置している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 ニシベツ

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む