日本歴史地名大系 「弟子屈町」の解説 弟子屈町てしかがちよう 北海道:釧路支庁弟子屈町面積:七七四・七〇平方キロ昭和二二年(一九四七)七月、川上(かわかみ)郡弟子屈村が町制を施行して成立。釧路支庁の北部、川上郡北半を占め、南・東は同郡標茶(しべちや)町、北東は網走支庁管内斜里(しやり)郡小清水(こしみず)町・清里(きよさと)町、北西は同支庁管内網走郡東藻琴(ひがしもこと)村・美幌(びほろ)町、西は同郡津別(つべつ)町と阿寒(あかん)郡阿寒町に接する。北部に摩周(ましゆう)湖・屈斜路(くつしやろ)湖の二カルデラ湖があり、屈斜路湖から流れ出た釧路川が鐺別(とうべつ)川などの支流を合せながら南東へ流下する。町域の大部分が山地で、平地はこの二河川や屈斜路湖に注ぐ跡佐(あとさ)川の流域などに限られる。中央東寄りを一部釧路川に沿ってJR釧網(せんもう)本線がほぼ南北に通り、南弟子屈・摩周・美留和(びるわ)・川湯温泉(かわゆおんせん)の四駅がある。同線に沿って国道三九一号が北上し、野上(のがみ)峠を越えて小清水町に入る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弟子屈町」の意味・わかりやすい解説 弟子屈〔町〕てしかが 北海道東部にある町。 1947年町制。町名はアイヌ語テシュカガ (岩盤の上の意) に由来。酪農と観光が主産業。北部に屈斜路 (くっしゃろ) ,摩周の両カルデラ湖があり,阿寒国立公園の著名な景勝地。摩周温泉,川湯温泉は,いずれも阿寒国立公園東部の観光基地。屈斜路湖南岸に突き出る和琴 (わこと) 半島のミンミンゼミ発生地は天然記念物に指定。 JR釧網本線,国道 241号線,243号線,391号線が通る。面積 774.33km2。人口 6955(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by