セブアノ(読み)せぶあの(その他表記)Sebuano

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セブアノ」の意味・わかりやすい解説

セブアノ
せぶあの
Sebuano
Cebuano

フィリピン諸島の中南部、セブ島を中心にボホール島、ネグロス島東部、レイテ島、ミンダナオ島北部に居住する人々。セブアノ語を母語とする人は約1471万(1990)で、フィリピンの全人口の約24.3%にあたり、27.9%を占めるタガログに次いで第2位の言語グループである。16世紀に、マジェランレガスピを代表とするスペインの遠征隊が、フィリピンで最初に接触した人々である。隣接のサマール・レイテ語グループ、ヒリガイノン語グループなどを含めて、「ビサヤ」とよばれることもある。住民の大多数は農民で、主食として米やトウモロコシが栽培されている。ココヤシ栽培によるコプラやココヤシ油の生産、サトウキビ栽培による製糖はこの地域の重要な産業となっている。手工場も発達し、各種の籠(かご)やマット、手織物のほかに、セブ市周辺ではギターの製作が有名である。親族名称はエスキモー世代型であり、その認識は双系的である。住民の大半は敬虔(けいけん)なカトリック教徒であるが、同時に精霊信仰のような土着宗教も生きている。一般に陽気なフィリピン人のなかでも、とくに多弁で快活であるといわれている。

[結城史隆]

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