セリヌスの神殿(読み)セリヌスのしんでん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セリヌスの神殿」の意味・わかりやすい解説

セリヌスの神殿
セリヌスのしんでん

前7世紀にシチリアの南西岸に建設されたギリシアの植民都市セリヌス (現セリヌンテ) にあった8つの神殿群。セリヌスは前 409年にカルタゴハンニバルに滅ぼされたが,市内のアクロポリスには神殿A,B,C,D,Oがあり,郊外に神殿E,F,Gが残存する。ヘレニズム時代の小神殿Bを除いて,これらほとんどがアルカイック期のドーリス式神殿で,なかでもGは古代最大の神殿の一つである。ただし,いずれも破損が著しい。なお,セリヌスで発見された彫刻群 (CとE) はパレルモの国立美術館に展示されている。

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