日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゼルテン油田」の意味・わかりやすい解説 ゼルテン油田ぜるてんゆでんZelten Oil Field 北アフリカ、リビア中北部、キレナイカ地方北西部の砂漠にあるこの国の代表的油田。地中海シルテ湾岸から160キロメートル内陸にある。国際石油資本エッソにより開発され、1956年4月、地下1700メートルの含油層より原油が噴出し、リビア最初の商業的油田となった。現在では天然ガスも産する。積出し港ブレガまでパイプラインが通じている。[藤井宏志] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例