ゼンパーオペラハウス

世界の観光地名がわかる事典 「ゼンパーオペラハウス」の解説

ゼンパーオペラハウス【ゼンパーオペラハウス】

ドイツ東部の古都ドレスデン(Dresden)旧市街の中心部、ツヴィンガー宮殿の隣、エルベ川沿いに建つ州立歌劇場。世界的に有名なオペラハウスで、「ゼンパーオーパー」と呼ばれる。この愛称は、建物を設計した新古典主義の建築家ゴットフリート・ゼンパー(Gottfried Semper、1803~1879年)の名前に由来する。ゼンパーの設計により、1838年にザクセン王国の宮廷歌劇場として建設が始まり、1841年に完成した。1843~1849年まで、作曲家ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner、1813~1883年)が指揮者を務め、彼の作品「タンホイザー」の初演が行われたことで、有名になった。1869年の火災による全焼、1945年の英米空軍のドレスデン爆撃による全壊などを経験したが、再建され今日に至っている。◇現地名は「Semperoper」。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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