ソナタダキエザ(英語表記)〈イタリア〉sonata da chiesa

デジタル大辞泉 「ソナタダキエザ」の意味・読み・例文・類語

ソナタ‐ダ‐キエザ(〈イタリア〉sonata da chiesa)

chiesaは、教会の意》教会ソナタバロック時代の多楽章ソナタうち、一般に非舞曲形式による緩‐急‐緩‐急の4楽章構成をとるものをいう。「ソナタ‐ダ‐カメラ」に対していう。→ソナタ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のソナタダキエザの言及

【ソナタ】より

…これは,教会,宮廷,劇場という当時の音楽における三つの主要機能もしくは様式のうち,おもに教会と宮廷のために書かれた。この二つの機能に対応して〈教会ソナタ〉(ソナタ・ダ・キエザsonata da chiesa)と〈室内ソナタ〉(ソナタ・ダ・カメラsonata da camera)の二つの型が成立した。これらの名称はメールラTarquinio Merula(1594か95‐1665)の作品12の曲集《カンツォーナ,または教会および室内のためのソナタ・コンチェルタータ》(出版1637)に始まるが,それぞれやがてある特定の楽章構成と様式をもったソナタを指すにいたる。…

※「ソナタダキエザ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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