ソビエト・インド友好協力条約
そびえといんどゆうこうきょうりょくじょうやく
1971年8月に調印された20年期限のソ連とインドとの間の友好条約をいう。同条約はインド政府の対パキスタン強硬政策を促し、中国の対パキスタン友好政策と正面から対立した。このように、同条約は印パを中心とする南アジア世界のミニ・パワー・ポリティックス(小権力政治)の論理を補強した。
[中村平治]
1991年にソ連は解体したが、1993年にはソ連の承継国としてロシアはインドとの間に「ロシア・インド友好協力条約」を締結した。
[編集部]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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