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寺村輝夫 てらむら てるお

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

寺村輝夫 てらむら-てるお

1928-2006 昭和後期-平成時代の児童文学作家。
昭和3年11月8日生まれ。小峰書店,あかね書房などにつとめる。その間の昭和36年「ぼくは王さま」でナンセンス童話の新風をまきおこし,毎日出版文化賞。57年絵本「おしゃべりなたまごやき」で国際アンデルセン賞優良賞。同年文京女子短大教授,平成9年同女子大教授。平成18年5月21日死去。77歳。東京出身。早大卒。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

寺村輝夫
てらむらてるお
(1928―2006)

児童文学作家。東京生まれ。第二次世界大戦早稲田(わせだ)大学に入り早大童話会に所属、卒業後、編集者を経て、1961年(昭和36)『ぼくは王さま』を刊行、毎日出版文化賞を受賞。子供の自由なイメージを刺激する奇想天外な発想、王さまの行動を通して象徴されるアイロニーの巧みさが注目され、以来ナンセンス童話の第一人者として活躍する。84年、独特のナンセンス・テールズを書いてきた功績で巌谷小波(いわやさざなみ)賞を受賞。2000年(平成12)には、児童文化功労賞を受賞した。文庫活動にも意欲的で、1972年自宅を開放して「王さま文庫」を開設、82年には童話雑誌『のん』を主宰・発行した。おもな作品に『おしゃべりなたまごやき』(1967。国際アンデルセン賞優良賞)、『おにのあかべえ』(1973)、『あいうえおうさま』(1979。絵本にっぽん賞)などがある。単発の絵本・童話もあるが、シリーズが多い。前記『ぼくは王さま』も1990~96年に14冊のシリーズとしてまとめられた。ほかに、『日本むかしばなし』『おばけのはなし』『一休さん』などの『寺村輝夫のむかし話・とんち話』15冊(1976~82)や、『寺村輝夫どうわのほん』10冊(1983~85)、『ちいさな王さまシリーズ』10冊(1985~90)、『かいぞくポケット』20冊(1989~98)、『まほうつかいのレオくん』10冊(1992~97)などがある。また、卵が大好きで、卵料理家を自認する寺村の卵に関する本と料理の本もある。前記『おしゃべりなたまごやき』のほか、『たまごのほん』4冊(1970)、『ぞうのたまごやき』(1971)や、『おはなしりょうりきょうしつ』10冊(1985~90)、『わかったさんのおかしシリーズ』10冊(1987~91)など料理に関するシリーズがある。ノンフィクションとして、シュバイツァーの伝記やアフリカの本がある。『生きている猛獣――わたしのアフリカ動物記』(1971)、『大草原に生きる――東アフリカの動物たち』(1972)、『サファリと魔法の国』(1974)、『アフリカのシュバイツァー』(1978)など。[西本鶏介]
『『おしゃべりなたまごやき』(1967・福音館書店) ▽『たまごのほん』4冊(1970・あかね書房) ▽『ぞうのたまごやき』(1971・講談社) ▽『生きている猛獣――わたしのアフリカ動物記』(1971・大日本図書) ▽『大草原に生きる――東アフリカの動物たち』(1972・小峰書店) ▽『おにのあかべえ』(1973・ポプラ社) ▽『サファリと魔法の国』(1974・小峰書店) ▽『寺村輝夫のむかし話・とんち話』15冊(1976~82・あかね書房) ▽『アフリカのシュバイツァー』(1978・童心社) ▽『あいうえおうさま』(1979・理論社) ▽『わたしの童話創作ノート』(1981・国土社) ▽『童話の書き方』(1982・講談社) ▽『寺村輝夫童話全集』全20巻(1982・ポプラ社) ▽『寺村輝夫どうわのほん』10冊(1983~85・ポプラ社) ▽『ちいさな王さまシリーズ』10冊(1985~90・理論社) ▽『おはなしりょうりきょうしつ』10冊(1985~90・あかね書房) ▽『わかったさんのおかしシリーズ』10冊(1987~91・あかね書房) ▽『かいぞくポケット』20冊(1989~98・あかね書房) ▽『ぼくは王さま』14冊(1990~96・理論社) ▽『まほうつかいのレオくん』10冊(1992~97・あかね書房) ▽『ダイマはちび悪魔1 ダイマ海のたたかい』『ダイマはちび悪魔2 ダイマなぞのかいがら』(1997、99・理論社) ▽『わたしまじょですマヤイです1 マヤイのたんじょうび』『わたしまじょですマヤイです2 マヤイのケーキやさん』(1998、99・あかね書房) ▽根本正義著『新美南吉と児童文学』(1987・高文堂出版社) ▽神宮輝夫著『現代児童文学作家対談2 小沢正・寺村輝夫・山下明生』(1988・偕成社) ▽岡田純也著『子どもの本の魅力――宮沢賢治から安房直子まで』(1992・KTC中央出版)』

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