ゾモルノク石(読み)ゾモルノクせき

最新 地学事典 「ゾモルノク石」の解説

ゾモルノクせき
ゾモルノク石

szomolnokite

化学組成FeSO4・H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群C2/c, 格子定数a0.708nm, b0.755, c0.777, β118.6°, 単位格子中4分子含む。両錐形結晶,小球状,鍾乳状の集合。無~黄色,ときに赤褐,青味を帯びる。透明~半透明,ガラス光沢。劈開なし,断口貝殻状。硬度2.5, 比重3.07。水に可溶。薄片では無色。屈折率α1.591, β1.623, γ1.663, 2V(+)80°, 光分散rv強。Feを置換してMg, Mn, Cu, Ni, Znが入り,同構造のキーゼル石族を形成。主に鉄の硫化物を含む鉱床の酸化帯に産する。日本では層状含銅硫化鉄鉱鉱床型の岡山県久米郡美咲町柵原鉱山などから産出。名称はスロバキアのSzomolnok(Smolnik)に由来。

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