半透明(読み)ハントウメイ

精選版 日本国語大辞典 「半透明」の意味・読み・例文・類語

はん‐とうめい【半透明】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 透明の度合の少ないこと。透明と不透明との中間であること。その物の向こうにある物体の、形ははっきり見えないが、その色彩明暗などは見える程度であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「此は玻瓈と磁器の中間なる物なり。白色にして半透明す」(出典:舎密開宗(1837‐47)内)
    2. 「我と我が亡友との間、半透明(ハントウメイ)の膜一重なるを感じた」(出典:河霧(1898)〈国木田独歩〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android