ぞよめく

精選版 日本国語大辞典 「ぞよめく」の意味・読み・例文・類語

ぞよ‐め・く

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「めく」は接尾語 )
  2. 多くの人の声がさわがしい感じになる。ざわめく。ぞめく。
    1. [初出の実例]「蟹も人もぞよめく沖の塩干かな〈仙化〉」(出典:俳諧・俳林一字幽蘭集(1692)中)
  3. 浮わついて騒ぎ立てる。
    1. [初出の実例]「流れの郭(さと)に栖み馴れて、人ぞよめけど」(出典人情本・恩愛二葉草(1834)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 仙化 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android