タイワンカモシカ(読み)たいわんかもしか(その他表記)Formosan serow

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タイワンカモシカ」の意味・わかりやすい解説

タイワンカモシカ
たいわんかもしか / 台湾氈鹿
Formosan serow
[学] Capricornis swinhoei

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の動物台湾の山岳地帯にすむ。頭胴長70~80センチメートル、肩高50~60センチメートル、ニホンカモシカより小さく被毛が短い。本種をニホンカモシカ亜種とする学者もある。

[北原正宣]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイワンカモシカ」の意味・わかりやすい解説

タイワンカモシカ
Capricornis swinhoei; Formosan serow

偶蹄目ウシ科。体長 85cm内外。台湾の山岳地帯に分布する。カモシカに比べて小さい。カモシカの亜種であるとする考えも有力国際保護動物に指定されている。

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世界大百科事典(旧版)内のタイワンカモシカの言及

【カモシカ】より

…シーローとも呼ばれる。ニホンカモシカC.crispus(イラスト),タテガミカモシカ(スマトラカモシカ,シーロー)C.sumatrensis,タイワンカモシカC.swinhoeiの3種がある。ふつう標高600~3000mの森ややぶのある山の斜面や岩場にすむ。…

※「タイワンカモシカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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