普及版 字通 の解説
11画
[字訓] したたる・うつ・みがく
[説文解字]
[甲骨文]
[字形] 形声
声符は(たく)。にうちたたく意がある。〔説文〕十一上に「下する(したた)りなり」とあり、〔唐写本玉〕に「下する(てきたく)なり」に作る。雨滴の擬声語として解するものである。〔周礼、秋官、壺氏〕は水中の虫を除くもので、「炮土(はうど)の鼓を以て之れを(う)ち、焚石(ふんせき)を以て之れに投ず」とあり、石灰などで害虫を殺すのである。
[訓義]
1. したたる、水のしたたる音。
2. うつ。
3. 琢と通じ、みがく。
4. しり。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 シタタル
[語系]
teok、濁diokは声が近く、〔周礼、秋官、壺氏〕のをまた獨(独)dokに作ることがある。
[熟語]
摩▶・弋▶・鹿▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報