化学辞典 第2版 「タゼチン」の解説
タゼチン
タゼチン
tazettine
C18H21NO5(331.37).ウンゲルニンともいう.スイセンNarcissus tazetta,ヒガンバナLycoris radiataなど,ヒガンバナ科中に広く見いだされるヒガンバナアルカロイドの一つ.融点210~211 ℃.+150°(クロロホルム).メタノール,エタノール,クロロホルムに可溶,エーテルに難溶.植物内でタゼチンはプレタゼチンとして存在することが多く,分離操作中にタゼチンに異性化するものと考えられている.LD50 71 mg/kg(イヌ,静注).[CAS 507-79-9]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報