ヒガンバナアルカロイド

化学辞典 第2版 「ヒガンバナアルカロイド」の解説

ヒガンバナアルカロイド
ヒガンバナアルカロイド
lycoris alkaloid

ヒガンバナLycoris radiateをはじめ,ヒガンバナ科植物中に広く含まれる一群アルカロイドで,100種類を超える.主アルカロイドはリコリンであるが,これらはその骨格から,リコリン型,ガランタミン型,ヘマンタミン型の3群に大別される.いずれも第二級アミンのノルベラジンを前駆物質として,二つの分子内芳香環の間で結合が生じ,植物体内で合成される.ヒガンバナ鱗(りん)茎は漢方生薬の一つであるが,リコリンはコルヒチン様作用を有し,アメーバ赤痢に効果があり,ガランタミンは小児麻ひに有効であるといわれている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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