タブーン遺跡(読み)タブーンいせき(その他表記)Mugharet et-Tabun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タブーン遺跡」の意味・わかりやすい解説

タブーン遺跡
タブーンいせき
Mugharet et-Tabun

イスラエル北西部,カルメル山地中海に面した西斜面にある石灰岩洞穴内の遺跡。約 10mの堆積層で7層から成り,最上層から第4層まではルバロア=ムスティエ期,第5,第6層はアシュール期に比定されている。 1929~34年のアメリカ先史学研究所とイギリスの考古学研究所の合同調査により,ルバロア=ムスティエ期層から多くの化石人骨が発見された。このうち,タブーンIは成人女性の全身骨で,復元身長約 154cm,脳容量 1270cm3で,頭骨の諸特徴からネアンデルタール人に近いといわれる。タブーン IIは成人男性の下顎骨で,そのほか大腿骨片,約4個体分の歯が発見された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む