たゆら(読み)タユラ

デジタル大辞泉 「たゆら」の意味・読み・例文・類語

たゆら

[形動ナリ]語義未詳。揺れ動いて安定しないさまの意か。たよら
筑波嶺の岩もとどろに落つる水よにも―に我が思はなくに」〈・三三九二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「たゆら」の意味・読み・例文・類語

たゆら

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 物や気持がゆれ動いて定まらないさまの意か。たよら。
    1. [初出の実例]「筑波嶺の岩もとどろに落つる水世にも多由良(タユラ)にわが思はなくに」(出典万葉集(8C後)一四・三三九二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ヒトメタニューモウイルス

(5)ヒトメタニューモウイルス(human metapneu­movirus: hMPV)概念 ヒトメタニューモウイルスはパラミクソウイルス科メタニューモウイルス属に属するウイルスで,急性呼吸器感染症...

ヒトメタニューモウイルスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android