最新 地学事典 「タラウェラ火山群」の解説
タラウェラかざんぐん
タラウェラ火山群
Tarawera volcano group
ニュージーランド北島,オカタイナカルデラの南部にある活火山で,溶岩ドーム・厚い溶岩流・火砕物からなる。北東~南西方向に連なる溶岩ドームは700年前の噴火で出現。扁平な山頂部と急なスロープをもち,山麓には火砕流堆積物が分布している。溶岩ドームの岩石はすべて流紋岩である。最新の噴火は1886年に発生した割れ目噴火であり,玄武岩質のスコリアを噴出した。北東~南西方向の割れ目火口はドームの真上を通り山麓に達し,その全長は17km。ドーム上ではリフトと呼ばれる深い亀裂が,また山麓ではロトマハナ湖~ワイマング火口列が出現した。山麓での噴火は水蒸気マグマ噴火であった。
執筆者:荒牧 重雄・小林 哲夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

