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山体の弱線に沿う数珠つなぎの火口、ないしは一連の割れ目からマグマが放出される噴火。流動性に富む玄武岩質マグマをだす場合が多く、ハワイのマウナロア、キラウエア両火山やアイスランドのラキ火山では、溶岩噴泉が連なった「火のカーテン」が数キロメートル以上におよぶ。日本では焼岳は不規則な方向の割れ目で噴火するが、三宅島では山頂を軸とする放射状の割れ目地帯でよく噴火する。1986年の伊豆大島噴火でも、カルデラ床や外輪山で小規模ながら割れ目噴火が発生した。
[諏訪 彰]
…表にそのような個々の噴火の様式を示す。山体の中心部にある定常的な火口からの噴火は中心噴火と呼ばれ,山腹の側火口からの噴火は側噴火(側火山),割れ目火口からのものは割れ目噴火と呼ばれる。火口に流出した高温の溶岩が長時間滞留すれば溶岩湖を形成する。…
※「割れ目噴火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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