普及版 字通 「タン・みみたぶ」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] みみたぶ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(ぜん)。に(たん)の声がある。〔説文〕十二上に「耳、曼(おほ)いなるなり」とあって、耳たぶの大きいことをいう。老子、名は。〔礼記、曾子問〕「吾(われ)之れを老に聞けり」の〔注〕に「老とは古の壽考の號なり」とあり、〔史記〕には姓は李、名は耳、字はであるという。〔説文〕に字をまたに作る。
[訓義]
1. みみたぶ、大きなみみたぶ、たれ下がったみみたぶ。
2. 老子の字(あざな)。
[語系]
thamは耽tmと声近く、耽もまた〔説文〕十二上に「耳大いに垂るるなり」と訓する字である。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報