ダムダム(英語表記)Dum Dum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダムダム」の意味・わかりやすい解説

ダムダム
Dum Dum

インド北東部,ウェストベンガル州南東部,コルカタ (カルカッタ) 北方 11kmにあるコルカタの衛星都市。ダムダム,ノースダムダム,サウスダムダム,ダムダム飛行場地区 (ネタジ・スバス・チャンドラ・ボース国際空港) の4地区に分かれ,サウスダムダムはコルカタ大都市圏の一部を構成し,ノースダムダムには農業地域が残る。 1783年にイギリス軍の兵営が建設され,1853年までベンガル砲兵隊の司令部が置かれた。ダムダムは「土塁」または「砲兵陣地」の意。住民の反乱を鎮圧するためにダムダム弾考案,製造されたことで知られる。現在も軍需工場や関連機械工場があり,ほかにジュート加工,皮なめし鉄鋼,ガラス,マッチ,石鹸などの工業が行なわれる。人口ダムダム4万 942,ノースダムダム 15万 1298,サウスダムダム 23万 507,ダムダム飛行場地区 4919 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android