ダルハンムミンガン(読み)だるはんむみんがん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダルハンムミンガン」の意味・わかりやすい解説

ダルハンムミンガン
だるはんむみんがん / 達爾罕茂明安

中国、内モンゴル自治区パオトウ市に属する旗(県級行政区)。人口11万4312(2016)。1952年ダルハン旗とムミンガン旗が合併して設けられた連合旗で、旗政府の所在地は百霊廟(ひゃくれいびょう)鎮。牧畜業を主とし、ヒツジウシウマラクダなどを飼育し、小麦、ユウマイ(ハダカエンバク)、搾油作物を産する。旗内のバインオボ鉄鉱石産地で、鉄鉱石は包白線(パオトウ―バインオボ)によりパオトウへ輸送され、製鉄原料に使用されている。

[河野通博・編集部 2017年12月12日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android