百霊廟(読み)ひゃくれいびょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「百霊廟」の意味・わかりやすい解説

百霊廟
ひゃくれいびょう / パイリンミヤオ

中国内モンゴル自治区パオトウダルハンムミンガン連合旗(県級行政区)にある鎮。同連合旗の政府所在地である。人口3万5000(2016)。陰山(いんざん)山脈北麓に位置し、陰山山脈以北の交通と商業の中心地で、フフホト、パオトウ、バインオボに自動車道が通じている。機械、建築材料、畜産加工などの工業が立地する。北東約30キロメートルにオングート部の王府であったオロン・スム遺跡がある。毎年夏、ナダム(ラマ廟(びょう)の祭礼)大祭が盛大に行われる。

[河野通博・編集部 2017年12月12日]

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百科事典マイペディア 「百霊廟」の意味・わかりやすい解説

百霊廟【ひゃくれいびょう】

中国,内モンゴル自治区,パオトウ(包頭)市の北にある町。パオトウ市に属するダルハン・モーミンガン(達爾罕茂明安)連合旗の旗政府所在地。ハルホン河盆地の中心で,モンゴルや河北省との交通要地。ラマ教チベット仏教)の広福寺がある。付近は牧畜が盛ん。同旗の人口は11万人(2014)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「百霊廟」の意味・わかりやすい解説

百霊廟
ひゃくれいびょう

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