鉄鉱石(読み)テッコウセキ

百科事典マイペディアの解説

鉄鉱石【てっこうせき】

製鉄原料となる鉱石。鉄分含有量(40〜50%以上が必要),酸素その他との化合状態,鉱滓(こうさい)となる部分の組成などにより産業的価値がきまるが,多く使われるのは磁鉄鉱赤鉄鉱褐鉄鉱など。日本では砂鉄を少量産するほか産出が少なく,膨大な需要量のほとんどを輸入に依存する。
→関連項目銑鉄

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世界大百科事典 第2版の解説

てっこうせき【鉄鉱石 iron ore】

鉄の原料として用いられる天然の鉱物で,鉄と酸素とからなる酸化鉄と総称される化合物と,シリカSiO2,アルミナAl2O3などの酸化物からなる脈石とを含んでいる。通常は高炉内に投入して酸化鉄に結合している酸素とその他の脈石分を取り除き,鉄分を溶けた状態の銑鉄として取り出し鋼の原料とする。鉄鉱石を鉱物学の観点から分類すると多種類にのぼるが,製鉄原料として用いられる天然鉱物は赤鉄鉱(ヘマタイト,α‐Fe2O3),磁鉄鉱(マグネタイト,Fe3O4),磁赤鉄鉱(マグヘマイト,γ‐Fe2O3),褐鉄鉱(リモナイト,Fe2O3nH2O,n=0.5~4)に代表される。

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世界大百科事典内の鉄鉱石の言及

【製鉄・製鋼】より

…鉄鉱石から鋼をつくる工程をいい,前段の銑鉄をつくる工程を製鉄または製銑といい,後段の銑鉄から鋼をつくる工程を製鋼という。製銑,製鋼,さらに鋼材,製品製造までを行う銑鋼一貫製鉄所の工程例は〈製鉄所〉の項の図を参照。…

※「鉄鉱石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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