ダルマティカ(その他表記)dalmatica

改訂新版 世界大百科事典 「ダルマティカ」の意味・わかりやすい解説

ダルマティカ
dalmatica

2世紀末ころ,ダルマティアからローマ帝国に伝えられた貫頭衣式の衣服。初期キリスト教徒の男女に着用され,身幅も袖幅も広く,丈も長い。一般に身ごろと袖に〈クラウス〉という条飾をトリミングした。4世紀ごろからダルマティカは裁断の上にも新しいくふうが行われ,5世紀以来ビザンティン帝国の公服や司祭服となり,中世初期の西ヨーロッパにも継承された。現在もカトリックの祭服として使用されている。
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世界大百科事典(旧版)内のダルマティカの言及

【ローマ】より

…また,袖なし・貫頭衣型の羊毛製外套(パエヌラpaenula)も旅行用・雨天用として好まれた。セウェルス朝時代には袖つきトゥニカから発展したダルマティカが流行した。これは羊毛や亜麻,半絹,絹などで作られたゆったりした長袖つきの丈長の衣服で,キリスト教の聖職者はこれを典礼用衣服とした。…

※「ダルマティカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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