チョウ・ゆみぶくろ

普及版 字通 「チョウ・ゆみぶくろ」の読み・字形・画数・意味


17画

[字音] チョウ(チャウ)
[字訓] ゆみぶくろ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は長(ちよう)。(い)は皮、なめし皮。〔説文〕五下に「弓衣なり」とあり、〔詩、小雅、采緑〕に「言(ここ)に其の弓を(ふくろ)にす」とみえる。〔詩、秦風、小戎〕に「虎」の語があり、虎皮の弓袋をいう。金文(ちよう)の字がみえ、の象形字で、その初文。また「天命を恵(けいちやう)す」のように、張大の意に用いる。

[訓義]
1. ゆみぶくろ。
2. 張と通じ、はる、おおいにする。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 不久呂(ふくろ)〔名義抄 ユミフクロ

[語系]
thiang、張tiangはみな長diangの声系の字。の初文はで、張と同じく弓の関係の字である。

[下接語]
・虎・交

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android