チヨタ(読み)ちよた

日本歴史地名大系 「チヨタ」の解説

チヨタ
ちよた

漢字表記地名「蝶多」のもとになったアイヌ語に由来する地名。一八三〇年代前半の東西蝦夷地大河之図(東京国立博物館蔵)の「ヲホツナイ川」図には現十勝川と利別としべつ川合流点の十勝川上流左岸の支川沿いに「チヲタ」が記載されており、当地一帯は近代に入り大部分蝶多ちよた村に、一部が凋寒しぼさむ村に包含された。仮名表記は「チヨタ」(「廻浦日記」、「戊午日誌」報十勝志)、「チヲタ」(「蝦夷日誌」一編、「行程記」)のほか「チヨウタ」(玉虫「入北記」)、「チヨウダ」(島「入北記」)、「チヨダ(「戊午日誌」登加智留宇知之誌)などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 玉虫 中略 茅野

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む